■ アプリでの印象：年下の“余裕”にちょっと驚く

彼女のプロフィール写真は、
春らしい淡い色のワンピで外のテラスにいる一枚。
表情は柔らかいのに、
文章は控えめで“大人の余白”があった。

・28歳
・外資系の営業事務
・住まいは港区の西側
・写真は自然光が綺麗なカフェテラス
・自己紹介は「落ち着いた方と、ゆっくり話せたら嬉しいです」

俺「写真の雰囲気が、春っぽくて良かった」

彼女「うれしいです。季節感だけは大事にしてます」

こういうセンスの良さが、年下なのに“港区女子”っぽい。

■ 当日：春風みたいな軽い空気で現れる

ワンピースに薄手のトレンチ。
春の夜にしては少し攻めた薄さだが、
それがまた彼女の雰囲気に合っていた。

「こんばんは。なんか…思ってたより“大人っぽい”感じですね」

開口一番がこれ。
年下特有の“かわいさと挑発”の絶妙なバランス。

俺「大人っぽいって褒めてる？」

彼女「もちろん。ちゃんとしてそうで安心しました」

ひとつひとつの言葉が、無邪気なのにどこか計算されている。
港区の空気で育つと、こういう軽やかさが自然に身につくのかもしれない。

■ 一軒目：春の夜景とワイン、会話は軽くて甘い

僕が選んだのは、夜景が綺麗に見えるレストラン。
春特有の“霞んだ光”が街を柔らかく照らしていた。

彼女「夜景が春っぽいですね。なんか、ぼやっとしてる」

俺「それは褒めてる？」

彼女「たぶん、褒めてます」

こういう軽い掛け合いが、春のアポとは相性がいい。

料理が来る頃には、
仕事の話、友だちの恋愛話、最近読んだ記事、
いろんな話題を軽やかに渡り歩いていく。

年下なのに空気を読むのが上手いのが分かる。

彼女「私、変に気を遣う人より、自然に引っ張ってくれる人が好きなんです」

俺「じゃあ今日はその練習に付き合って」

彼女「練習じゃなくて、本番でお願いします」

この言い方が、港区OLの上手さだと思う。
軽く挑発してくるくせに、距離を詰めるのは自然。

■ 二軒目：春の風が入るバーで“年下の素直さ”が出る

二軒目は、窓際の席から街の光が見えるバーへ。
春の夜風が少し入ってくるのが気持ちいい。

彼女「さっきより、こっちの方が好きかも」

俺「どの辺が？」

彼女「距離がちょうどよくて…いろいろ話せちゃいそうで」

年下なのに、こういうことを自然に言える。
それでいて変に軽くないのが絶妙だ。

彼女「私、年上の人といると落ち着くんです。ちゃんと向き合ってくれるから」

俺「向き合われたいタイプなんだ？」

彼女「そうかもしれないです。…今日みたいな夜なら特に」

春の空気のせいか、
彼女の声が少し柔らかく聞こえる。

■ 帰り際：春らしい“柔らかい余韻”だけ残していく

外に出ると、夜風がやさしくて、
冬の時期とは違う“ほんのり湿った甘さ”がある。

彼女「今日は、ちょっと大事にされた気がしました」

俺「そう感じてもらえたなら嬉しい」

彼女「…次も会いたいって思いましたよ？」

この一言が、春の夜らしくていい。
冷たくも熱くもなく、ただ“次に繋がる熱量”だけ残していく。