■ Pairsでの印象：透明感と温度ある余裕

最初に目を奪われたのは、プロフィール写真の“自然光”。
露出は控えめなのに肌が均一で、余白の取り方が写真慣れしていた。

・読者モデル経験あり（現職は別）
・趣味：ランニング・カフェ・旅行
・自撮りはほぼ無し、他撮り中心
・文章はふわっと柔らかい“夏の軽さ”

メッセージの温度も絶妙で、テンポは軽いのにどこか知性を感じた。

俺「普段どんなところ行くの？」

彼女「最近は夜が気持ちよくて…歩きながら話すのとか好きです」

この“夜が気持ちいい”というワードで、
だいたい雰囲気が決まった。

■ 当日：夏の夜風に揺れる“読モ系透明感”

待ち合わせの瞬間、思わず一瞬だけ息が止まった。

淡い青のノースリーブワンピースに、ゆるく巻いた髪。
夏の街灯が肌に反射し、透明感がそのまま形になったような印象だった。

「はじめまして…あ、思ったより大人っぽいですね」

唐突に距離の近い褒め方。
読者モデル経験者に多い“目線の使い方”だった。

しばらく歩きながら軽く話すと、自然にペースが合うのが分かった。

■ 一軒目：夏夜×読モ系女子＝空気から色気が出る

夜景が見える静かなレストランを選ぶと、
彼女は少し嬉しそうに目を細めた。

「夏の夜景って…なんか綺麗ですよね。
湿度のせいか、ちょっとだけ映画っぽいというか」

感性が完全に“写真好きの人”だった。

食事の間の会話も心地よかった。

彼女「仕事って…がんばりすぎると顔に出ません？」

俺「それ初対面で言う？」

彼女「言うかも。だって分かっちゃうから」

夏の夜は、こういう軽いキャッチボールがやけにハマる。
彼女は会話の間隔に“余白”を入れるのが上手かった。

■ 二軒目：夏の湿度がちょうどよく距離を近づける

外に出ると、風が少し湿っていた。
そのせいか、彼女の声がさっきより少しだけ柔らかく聞こえる。

ラウンジに入り、暗めの照明に目が慣れると、
彼女の表情がさらに柔らかくなった。

彼女「なんか…話しやすいですね」

俺「そう言われるのは悪くない」

彼女「でしょ？素直に言っただけです」

グラスを持つ手元が綺麗で、
夏の光沢が肌に乗るたびに雰囲気がまろやかになる。

「実は…恋愛にちょっと臆病だった時期があって」
と語る表情には、読モ的な強さとは違う“素の弱さ”があった。

夏は、人の本音が出やすい。

■ 帰り際：夏らしい軽さで、距離がスッと近づく

彼女がタクシーのドアに手を掛けた瞬間、
夏の夜風がふっと流れた。

「今日は楽しかった。また…普通に会いたいです」

重くない。
でも、確かにこちらに寄ってきている言い方だった。

夏の心地よい匂いと一緒に、その言葉だけが残った。